『紙つなげ!』                              ~工場復興の手記を読んで、現場を見て~

10月も終わりを向かえ、すっかり秋めいて初雪の便りもチラホラ聞こえてきました。半月前まではクールビズでネクタイは眠っていましたが最近、ネクタイを締めるたびに首が窮屈に感じ、不摂生に焦りを感じる今日この頃です。

10月の初旬に東北に行かせていただく機会がありました。お客様とご一緒させていただいたのですが、弊社も御世話になっている製紙メーカーの日本製紙石巻工場を中心に被災された各地の復興を視察させていただくことができました。

今年6月に発刊された「紙つなげ!彼らが本の紙を造っている ~再生・日本製紙石巻工場~」を業界人として読ませていただいていました。早川書房から出版され、佐々涼子さんが石巻工場の復興を現地で取材し書き上げたノンフィクション小説で、復興に携わった皆様の生の声が書き下ろされており、リアルに状況と心境が伝わってきて復興の辛さやすばらしさを身に感じる内容です。

この本を読んでいたおかげで、、思いも強く復興された工場周辺から工場と本の描写と照らし合わせながら見させていただくことができました。全員の総力で半年という速さで最初に稼動させたかした出版用紙・微塗工用紙を抄造する8号機も見せてもらうことができました。

本の中では8号機は『姫』とよばれて気分屋なマシーンだと紹介されていたが、私たちの訪問を歓迎してくれるかのように快調に飛ばし、パルプを用紙へと仕上ておられました。久々だったので抄紙機独特の香りと騒音は懐かしく溜まりませんでした。

工場見学の後には日和山にも連れて行っていただき、非難場所であったところから津波が来た方向へ手を合わさせていただきました。日本製紙の皆様ありがとうございました。

『紙つなげ』を読ませていただき、あらためて復興現場を見て、紙を愛する工場の皆様の想いを感じ紙を扱う業界人として誇りと喜びを感じえました。今後も紙をいろんな意味でつなげていきたいと思いました。

日本製紙のホームページに『紙つなげ!』がドキュメンタリードラマで放映されると案内がありましたのでお伝えします。

東日本大震災発生から当社石巻工場8号抄紙機が稼働するまでの半年間を描いたドキュメンタリードラマ「紙つなげ!」がテレビ東京で11月9日に放映されます。

このドラマは、「紙つなげ!彼らが本の紙を造っている」(佐々涼子著)をもとに描かれたもので、当社石巻工場の8号抄紙機など実際の設備を使用して撮影が行われました。

ぜひご覧ください。

  • 番組名:テレビ東京開局50周年特別企画

「池上彰のJAPANプロジェクト~ニッポンの底力スペシャル~」

  • 放映日:2014年11月9日(日)

16:00~17:15 (番組内でドラマメイキングが約7分放映されます)

19:54~21:48 (番組内でドラマが約50分放映されます)

※後日、BSジャパンでも放映予定