はなしのたね。2005.vol.12
1:「世界一の商売上手」のはなし。
世界で一番商売に長けた民族はどの民族なのでしょうか?。こんな事を考えたことないですか?。日本マクドナルドの故・藤田会長によると、「あの商売上手と言われる華僑が、三人束になっても“一人のインド人”には敵わない。そのインド人が三人束になっても“一人のアラブ人”には敵わない、そのアラブ人が三人束になっても“一人のユダヤ人”には敵わない、そのユダヤ人が三人束になっても“一人のアルメニア人”には敵わない。だから、アルメニア人が商売人としては、世界一!。」との事です。アルメニア人、聞き慣れない民族の名前ですが、ローマ周辺の強国に長らく服属し、19世紀に一部ロシアに属し、南部はトルコやイランに分属された、国(政府)を持たない民族です。
これらの商売上手と言われる民族に共通して言える事は、紆余曲折した長い歴史や、政治的迫害を受けたりした点です。従って、彼らは商売をする事で自らの生存権を確保してきたのです。地縁、血縁を非常に大切にし、仕事で培った縁も大切にしているようです。また、信心深いのも共通点です。華僑は、商売の神様関帝(三国志の関羽)を奉っていますし、印僑の多くはヒンドゥー教を信奉し、断食などをしています。アラブ人も、イスラムの教え(祈りやラマダンなど)を実行しています。アルメニア人も、アルメニア教会(キリスト正教)というものがあり、心の拠り所となっているようです。
この地縁、血縁、仕事の縁を大切にする点や、宗教とは言わないが、伝統や生活習慣を大切にする点など、会社運営(経営)に参考になるのではないでしょうか?。

2:「ちょいスケ」
近隣のちょっとしたイベント情報を掲載する「ちょいスケ」。何卒ご愛顧のほどを…。
【華麗なるマイセン磁器-シノワズリー、ロココからアール・ヌーヴォーまで-】4/9(sat)~6/5(sun)の期間中、岐阜県現代陶芸美術館(多治見市東町4-2-5)にて、マイセンの展示会が開かれます。マイセンの磁器は18世紀、ドイツ・マイセンにおいて製作されました。当時、中国や日本の陶磁器にあこがれた西洋人が、独自に生み出した最初の西洋磁器でした。以来、マイセン磁器は洗練を加え、食器のみならず、人形などのオブジェから家具にいたるまでロココを基調とした華麗な色彩と豊かなフォルムを特徴に、時代による様式の展開を見せながら、今日も製作が続けられ、西洋を代表する陶磁として、世界中で愛されています。この展示会は、1710年代までのマイセン磁器誕生のベットガー炻器から20世紀初頭のアール・ヌーヴォーまで、117セット189 点の作品により、華麗なるマイセン磁器の世界を紹介するものです。一見の価値ありでございます。

3:「花種寄席(はなたねよせ)」
★モロッコ旅行での事。現地ガイドは日本語が上手く、漢字も少しなら書けるという。書いてと言うと、彼は手帳に拙(つたな)い字で「会社員」と書いた。休暇中なのに、嫌な事を思い出させないで欲しかった。
★小さい頃、「車のハザードボタンを押すと空を飛べる」と親に言われ、本気で信じた。渋滞の時「ねぇねぇ、空飛ぼうよー」と、ボタンを押そうとして「渋滞の時は滑走距離が短いからダメ!」と止められた。

4:さらりーまん川柳
「席譲り 二人座られ ダイエット」
「つい癖で クラス会でも 鯖をよむ」
「出社拒否 ぜいたく言うな 俺がゆく」