はなしのたね。2005.vol.19
1:「第3の…」のはなし。
 第3と言えば、往年の名画「第3の男」。しかし、最近の「第3」と言えば、もっぱら「ビール」である。正式に言うなら“ビール”ではなく、“ビール風飲料”だ。昨年から、大豆やエンドウ豆を主原料とした低価格ビールが発売され、一般市民を喜ばせている。つい先日までは、「発泡酒」がその人気を独り占めしたが、政府の嫌がらせ(2003年に増税)により、今や昔の勢いはない。そこで、一歩先行くビール会社は、次なる一手を用意した。それが「第3のビール」である。第3のビールとは、酒税上で言うビールには当てはまらないビールの事を言う。いわゆるビール(税率38.7%)とは、原料の麦芽比率が67%以上のものを言い、それ以外は全て発泡酒となる。発泡酒も3段階に分かれており、その麦芽の比率によって税率が異なる。一番低い麦芽25%以下の発泡酒でも、税率35.6%と非常に高く、ワインの税率10.3%に比べ異常である事が分かる。その発泡酒にも類さない独自のビールが第3のビールである。
さて、ビール・発泡酒・第3ビールを税額によって比較してみましょう。比較する単位は、アメリカンサイズの350ml缶の小売値と税額です。ビール小売価格¥218に対して、税額は何と¥77.7。発泡酒の場合は小売価格¥145に対して、税額は¥46.99。第3のビールの小売価格¥125に対して税額¥24.2となっています。この夏、各社が凌ぎを削って販売する第3のビール。しかし、2006年の税制改正のテーブルに乗る事が内定しているそうです。開発者の努力の結晶が…。

2:「ちょいスケ」
近隣のちょっとしたイベント情報を掲載する「ちょいスケ」。何卒ご愛顧のほどを…。
【あじさいまつりin関板取】6/25(sat)~6/26(sun)10:00~16:00の両日、新しく関市に編入された旧・板取村で、毎年恒例の「紫陽花祭り」が開催されます。21世紀の森公園までの沿道と、公園に咲く紫陽花は合わせて10万株。これだけの数の紫陽花はなかなかお目に掛かれません。初夏の一日、ドライブにお出掛けになってはいかがですか?。問い合わせ先、関市板取事務所環境経済係tel.0581-57-2111。

3:「花種寄席(はなたねよせ)」
★5年生の娘が、小学校で貰って来たトウモロコシの種を育てている。芽が出ると嬉しそうに言った。「母さん!名前付けたよ。これが『立ち往生』、これは『毛生え薬』、こっちは…」。どうしたらそんなネーミングが出来るのか母は知りたい。
★パソコンで「沈降物」と打とうとしたら「チン好物」に変換された。あられもない変換結果に一人で慌て、急いで消して打ち直したが、また同じ変換をされ(学習されたらしい)、また慌てて消したところで「一体何を慌ててるんだ?」と、一息ついてからメガシラを抑えた34歳の春、♂。
★私の手鏡がいつもの所に無い。旦那に聞くと、最近「痔」になったため、手鏡を使って患部に薬を塗っているとの事。「俺の尻の穴は、俺とこの手鏡しか見た事がない」と、なぜか得意げに言われ、複雑な気持ちになった。つっつ、使いづらい…この鏡…。

4:さらりーまん川柳
「中吊りで 世間の動きを 勉強し」
「『結婚は?』 返った言葉は 『非売品!』」
「不祥事で 倫理倫理の 鈴が鳴る」