はなしのたね。2005.vol.23
1:「七夕と夏の大三角」のはなし。
7月7日は七夕。江戸風に言えば、七夕(シチセキ)の節供。江戸の頃は、五節供(人日(じんじつ)、上巳(じょうし)、端午(たんご)、七夕、重陽(ちょうよう))に数えられ、今よりも重用された七夕祭り。現在では、3通りの日取りがある。1つ目は、暦通りの7月7日(平塚七夕祭)、2つ目は旧暦の七夕(新暦で言う8月11日・安城七夕祭)に行うもの、そして3つ目に、月遅れ(季節感を味わうため1ヶ月遅れにする・仙台七夕祭)の8月7日に行うものです。梅雨最中の七夕は例年、雲に遮られ天の川が見えなかったりする。しかし、七夕が3度もあれば、一度は見られるでしょう。
 さて、貴方は「彦星」と「織姫」の位置が分かりますか?。夏の東の夜空を見上げると、「夏の大三角形」が見えます。その3つの星(右点、左点、上点の3点)のうち、右点(天の川手前側)で輝く星を、「ワシ座のアルタイル」と言い、これが彦星に当たります。これに対し織姫は、大三角の上点(天の川の向こう側)で輝いている「こと座のベガ」の事です。それぞれ一等星なので、たやすく見つけられるでしょう。ついでと言っては何ですが、大三角形の左点(天の川の中)にある星は、「白鳥座のデネブ」と言います。デネブとは、アラビア語で「尾っぽ」という意味です。実はこの星、3200万光年も彼方で輝いている星で、その輝きは太陽の5000倍です。夏の大三角形では一番暗い星(それでも一等星)デネブですが、本当はとっても大きく熱く輝く星なのです。きっと二つの星を見守っているのでしょう。川の中からですけど…。

2:「ちょいスケ」
近隣のちょっとしたイベント情報を掲載する「ちょいスケ」。何卒ご愛顧のほどを…。
【ゴッホ展~孤高の画家の原風景~】美術ファンは勿論、美術に関心が無い人でも、「ゴッホ」の名前は知っているでしょう。僅か10年の間に2000点もの作品を描いて、燃え尽きる様に37年の生涯を閉じた炎の画家・フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890)。絵画への熱烈な愛から生まれた彼の作品は、印象派以後の美術に大きな影響を与え、今日もなお私たちの心を揺り動かします。
 さて、今回のこの展覧会は、オランダのファン・ゴッホ美術館と、クレラー=ミュラー美術館の所蔵品を中心に展示されます。中でも、日本初公開の『芸術家としての自画像』『黄色い家』、半世紀ぶりに日本へやって来る『夜のカフェテラス』をはじめ、『糸杉と星の見える道』『種まく人』『ひまわり』など有名作品も展示されます。開催期間は、7月26日(火)~9月25日(日)のおよそ2ヶ月間。場所は『愛知県美術館(名古屋市東区東桜1-13-2/tel:052-971-5511)』です。本格的なゴッホ展の開催は、この地区では久し振りですので、何卒お見逃しの無いように…。観覧料:一般1400円です

3:「花種寄席(はなたねよせ)」
★私の同僚に「森本君」と「守本君」がいる。内線で呼ぶ時、非常に煩わしいので、「フォレスト森本」と「ディフェンス守本」と呼び分けたら、いつの間にか全社に定着してしまった。流行を生み出すって快感。

4:さらりーまん川柳
「『振り込め』と 言われたその額 持ってない」
「何一つ 助けてくれない ヘルプキー」
「2年目で 『ゴミお願い』が 『ゴミ出した?』」