はなしのたね。2005.vol.27
1:「朝鮮」のはなし。
今、中年層に受けている韓国ドラマがある。NHK・BS2で毎週木曜22時から放送されている「宮廷女官・チャングムの誓い」がそれである。韓国では視聴率50%を記録したこのドラマ、日本でも昨年の秋から放送されている。ストーリーは、幸薄い主人公チャングムが逆境を乗り越え、成長してゆく様を描いている。前編は王様の食事を作る宮廷料理人編、後編は王様の健康を預かる医女編の2部構成。現在は、後編の佳境部分に物語が入っている。朝鮮の歴史を勉強する上で非常に面白いドラマです。
さて、李成桂が李王朝を開いた(1392年)際、国名を「朝鮮」にするか「和寧」にするか悩んでいた(昔は、高麗と呼ばれていた)。結局、中国の明王に国名を決めてもらったそうです。その為か、その後の重要な案件(王位継承など)について全て「明国」の了解が必要だった。従って、朝鮮は小さな中国と言えます。やがて、「中華思想(物事の中心は華であり、その周囲に世界が広がっているという考え方)」が、朝鮮全土に広まったが、中国が女真族に支配され清朝・後金が建国(1616年)されると、中華思想の本流を継承している国は、「朝鮮」だけだという自負(小中華)が生まれた。そして、日韓併合(1910年) される迄の500年間、中華思想と「儒教思想」が朝鮮の思想の中心でした。従って、朝鮮民族はプライドが高く、父母や師弟関係などの「上下関係」を重んずるのです。お隣の国ですが、知らない事が一杯あります。

2:「ちょいスケ」
近隣のちょっとしたイベント情報を掲載する「ちょいスケ」。何卒ご愛顧のほどを…。【恐竜博2005】2005年7月16日(土)~9月25日(日)の期間中、愛知万博ささしまサテライト会場「ささしまミュージアム」において「恐竜博 2005」が開催されます。今回の目玉は、全長12.8m、世界最大のティラノサウルス“スー”の全身複製骨格が日本で初公開される事です。 “スー”は、史上最大級の肉食恐竜ティラノサウルスの中でも最大で、最も完全な個体です。9割以上の骨が発見された希少性から、オークションでは約10億円の高値が付き、一躍有名になりました。所蔵先のアメリカ・フィールド博物館から「門外不出」だった実物化石の一部も、初めて館外に貸し出され、公開されます。この他にも、モンゴルで発掘された「アジアのティラノサウルス」とよばれる“タルボサウルス”、カナダやアメリカで見つかったティラノサウルスの頭骨、歯、フンや、羽毛が生えた世界最古のティラノサウルス科ディロングなどもあわせて展示されます。恐竜史上、最強と呼ばれた“ティラノサウルス”が徹底解剖されます。問い合わせは事務局TEL:052-957-2417まで。
3:「花種寄席(はなたねよせ)」
★海の日の夕方、スーパーでのはなし。買い物しているお母さんに向かって子供が「お母~さん、ボクいい子にしてたら、来年は“愛・地球博”に連れて行ってくれるんだよね」と言っている。来年?。今年連れて行ってあげて~!(閉幕は2005年9月25日です)
4:さらりーまん川柳
「オレオレに 亭主と知りつつ 電話切る」
「Mサイズ 無理して買って フリマ行き」
「ご栄転? 見送り終わって また『万歳』!」