はなしのたね。2013.vol.01
1:「お賽銭の行方」のはなし。
遅ればせながら新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて皆さん、新年の初詣には行かれましたか?行かれた方はもちろん、賽銭箱にお賽銭を入れてきたかと思います。賽銭の「賽」の字は、『神に報いる』という意味の漢字。初詣だけで300万人も集めるような大きい神社なら、年数億円にもなるお賽銭、集まったお金は一体何に使われているのか・・・
実はお賽銭は、特定の使い道が決まっているわけではありません。ただ「これに使わなければいけない」という明確なルールはなくても、大まかな使い道はどの神社も一緒。まずは ①建物の修繕費や布教などの宗教活動。それから ②巫女さんや神主さんのお給料。中にはボーナスを出すところもあるとか。そして ③お守りや御札の制作費用、お供えの購入費用、ポスターやホームページといった宣伝活動などです。Facebookページを持っている神社もたくさんあります。
大きな金額が集まるお賽銭ですが、実は神社の1番の収入源ではありません。収入のうち最も多いのは「祈願料」。厄払いや七五三、縁結びや商売繁盛といった、個人や団体が行う祈願です。お賽銭より1人当たりの金額がはるかに上なので、トータルの額として大きくなります。こうして書くと、神社というのは非常に儲かっているかのように聞こえます。ですが実際にはかなり苦しい経営を強いられている神社がほとんどです。木造である神社は、建て替えや大規模な修理が定期的に必要で、非常に大きな金額になります。伊勢神宮の遷宮(せんぐう:改築や修理の際に、神体を従前とは異なる本殿に移すこと)などは、それだけで数億円の費用が必要になると言います。だからと言って神社をコンクリート造りに変えてしまったら、有難みも何もありません。また、最近はパワースポットブームで若い人の参拝数が増えていますが、祈願をする人は少なく、熱心だった高齢者は減少の傾向にあるのです。神社だけでは運営できず、兼業をする神職さんも多いと言います。
花火をバカバカ打ち上げ、「ハッピーニューイヤー!!」と叫ぶだけの海外のお正月よりも、除夜の鐘を聞き初詣をして、厳粛な気持ちになれる日本のお正月の方が遥かに美しいと思います。どんなに時代が変わっても、このお正月の雰囲気だけは失われてほしくないですね。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。
【問題】
①「?」に入るのは?
②□の中の言葉と同じ法則の言葉は
③これ、何と読む?

3:ハナタネ寄席
★『人間で言う「前向きに考える」ということは、カニにとっては「横向きに考える」ということなのでしょうか・・・』と、古い友人からの年賀状。何が言いたい。
4:名言「3(ざ)」(ん)昧(まい)(作者不明の名言集)
1.「言葉の前に心あり、言葉の後ろに行動あり」
2.「賢者は愚者に学び、愚者は賢者に学ばず」
3.「大人が本気で遊んだら、それが仕事になるんだ」

5: 
前回の答え
①ペットボトル(ペとボ取る)
②E(E以外は○と●の数をかけた数が右側の○)
③循環