はなしのたね。2013.vol.29
1:「日本語の『音』」のはなし。
 日本語の音は以下で全部です。

あいうえお かきくけこ さしすせそ  たちつてと なにぬねの はひふへほ まみむめも や ゆ よ
らりるれろ わ を ん がぎぐげご  ざじずぜぞ だ  でど ばびぶべぼ ぱぴぷぺぽ
きゃきゅきょ しゃしゅしょ ちゃちゅちょ にゃにゅにょ ひゃひゅひょ  みゃみゅみょ  りゃりゅりょ  ぎゃぎゅぎょ じゃじゅじょ  びゃびゅびょ ぴゃぴゅぴょ

合計102。この102音で、日本語をすべて話します。改めて見ると多いなと思われた方、世界の言語の中で、日本語は音が際立って少ないんです。英語は3万以上、中国語でも400超あります。

 少ないことによる利点があります。
 ①1音が1文字に対応しているので、音をそのまま文字に出来る。ひらがなさえ書ければ、小学1年生でもすべての文章を書ける。英語だと、音と文字が対応していない。同じ「C」から始まる単語でも「China」なら最初の音は「チ」ですが「Cookie」では「ク」。中国語も漢字を知らないと文字は書けない。
 ②話した言葉を文字にできる機械は、日本語のものが世界で最初にできるだろうと言われている。

 そして欠点もあります。
 ①音が少ないので、どうしても話し言葉が長い。「ユー(you)」⇔「あなた」 「マイ(my)」⇔「わたしの」。
英語やフランス語で2時間で終わる芝居を、日本語に翻訳して上演すると4時間ほどになる。歌も英語の歌詞を日本語に訳すと納まりきらない。ビートルズの「ヘルプ!」の部分に日本語訳である「たすけて!」を無理やり納めようとすると何ともカッチョ悪いリズム感に…。
 ②日本語で早口で話そうとすると、しゃべりにくく言葉に詰まりやすい。確かにハリウッド俳優などのインタビューでは噛んだり詰まったりした場面をほとんど見ない。

 まとめると日本語は、英語などに比べ…①書き言葉はコンパクトで読みやすい、②話し言葉は長くしゃべりにくい、といったところでしょうか。日本語は非常に複雑で高度な言語と言われますが、伝達のスピードや正確性が求められる国際的な公用語には、残念ながら永遠にならないでしょう。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
 人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。
【問題】
①「?」に入る共通の漢字は?
②これ、何と読む?
③これ、誰?

3:ハナタネ寄席
★万歩計をつけて寝たら26歩、歩いていた。
★昨日、部活帰りの中学生3人組が、逃げる鳩の大群をカバン振り回して追いかけながら「この鳩チキンだぜ!」と言ってたのが聞こえてきた。

4:名言「3(ざ)」(ん)昧(まい)(作者不明の名言集)
1.「異常が起きるのも、正常な現象。」
2.「石橋を、叩く時間で渡れるよ。」
3.「出る杭は打たれても出る。」

5: 
前回の答え
①「20」(蹴球と野球の人数の合計)
②「G」(金・銀・銅/Silver・Gold・Brown)
③「夜」(Y OR U)