はなしのたね。2013.vol.34
1:「スーパーテイスター」のはなし。
 「食欲の秋」とは言いますが、いくら秋でも嫌いな食べ物だけは食べられないもんです。食べ物の好き嫌いの原因は贅沢しすぎたから?それとも躾が悪かったから?様々な原因が考えられますが、もしかすると人より味覚が敏感な、超味覚「スーパーテイスター」が原因かもしれません。
 生理学的には、食べ物の好き嫌いが起こる原因は、環境的要素と遺伝的要素があります。環境的要素は、食べ物に関する経験によるもの。初めての食べ物を口にするとき不安を感じたり、その食べ物を食べたら元気になって好物になったり、といった経験の影響です。遺伝的要素は、5つの味覚に関係。甘味・塩味・うま味は、人間が生きるのに必要不可欠な栄養素、苦味・酸味は、体に悪いものだと判別するシグナルだと考えられています。人間は食べ物を食べたとき、その食べ物に含まれる化学物質の一部を、舌にある味蕾(みらい)という器官で感知しています。味蕾は、舌や軟口蓋にある食べ物の味を感じる小さな器官で、人間の舌には約10,000個の味蕾があると言われています。
 味蕾の数が通常より多く、味を強く感じるため食べ物の好き嫌いが激しい傾向があるのが「スーパーテイスター」です。人類の約25%はこのスーパーテイスター、25%はノンテイスター、残りの50%がその間と言われており、スーパーテイスターは普通の人よりも舌に味蕾が多く、3倍強く味覚を感じると言われています。苦味やエグ味なども非常に強く感じてしまうため、ホウレンソウやケール、キャベツなどの緑の野菜が嫌いだったり、グレープフルーツジュースや緑茶、コーヒー、炭酸が強い飲み物が嫌いだったりする傾向があるとのこと。また、スーパーテイスターは女性、アジア人、アフリカ人が多いそうです。
 「スーパーテイスター」や「ノンテイスター」は病気でも何でもなく、体質の違いに過ぎないので、特に治療の必要も気に病む必要もありません。スーパーテイスターは脂っぽい食品を嫌う傾向から、肥満や心臓血管病のリスクは低いそうですが、野菜嫌いな傾向から大腸癌などのリスクは高いとのこと。味に敏感すぎることが逆に食事の幅を狭めてしまうとは何だか皮肉な話ですが、野菜嫌いの子供が「僕、スーパーテイスターだから仕方ないんだよ」とか言い出さないようにしないといけません。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。

【問題】
①この動物、何?
②ある法則によると…
③「?」に入る英単語は?

3:ハナタネ寄席
★その昔、学生食堂で、ビビンバ丼かバンバンジー麺かで迷った結果「ビンビンバー下さい」って言った事がある。バンバンジー麺が出てきた。
4:名言「3(ざ)」(ん)昧(まい)(作者不明の名言集)
1.「迷いを否定するな、迷えるだけの選択肢の数に感謝せよ。」
2.「負け犬とは、負けた犬のことではない。負けるのを恐れて、逃げ出した犬のことである。」
3.「今までの自分に自信がないのなら、未来の自分を信じよう。」

5: 
前回の答え
①80の後(五十音順に並んでいる)
②9(10+11=21時=9時)
③G(0=REI、1=ICHI、2=NI・・・)