はなしのたね。2013.vol.40
1:「長いタイトル」のはなし。
 AKB48の34枚目シングルのタイトルが『鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの』に決まったそうです。全部で76文字、グループ史上最長だそうで、確かにインパクトはあります。
これが邦楽日本一長いタイトルかと思いきや、上には上があります。『島人ぬ宝』や『涙そうそう』で知られるBEGINの『それでも暮らしは続くから 全てを 今 忘れてしまう為には 全てを 今 知っている事が条件で 僕にはとても無理だから 一つづつ忘れて行く為に 愛する人達と手を取り 分けあって せめて思い出さないように 暮らしを続けて行くのです』で100文字です。肝心の歌詞はこのタイトルより短いのだとか。
 長いタイトルは音楽だけでなく、本や小説にもあります。それもあの有名な『ロビンソン・クルーソー』。これの原題がめちゃくちゃ長く、英単語で68語(実際の表示は誌面のスペース上 割愛)。日本語訳すると『ヨーク出身の船員ロビンソン・クルーソーの生涯と、その驚きに満ちた冒険の記録:遭難した船の唯一の生き残りとして、最終的には偶然にも海賊に発見されるまでアメリカの大河オロノキーの河口海岸付近の無人島で28年間一人で生活してきた男が自らの体験を記した本』となります。ちなみにこれは121文字。
 日本一長い本のタイトルは美術家・横尾忠則の『悩みも迷いも若者の特技だと思えば気にすることないですよ。皆そうして大人になっていくわけだから。僕なんか悩みと迷いの天才だったですよ。悩みも迷いもないところには進歩もないと思って好きな仕事なら何でもいい。見つけてやってください。』で114文字。この他にも現代美術家・イチハラヒロコの『雨の夜にカサもささずにトレンチコートのえりを立ててバラの花を抱えて青春の影を歌いながら『悪かった。やっぱり俺…。』って言ってむかえに来てほしい。』(72文字)というのもあります。
 文面がほとんどタイトルを並べただけになってしまってすみません。ただやはり、長けりゃいいってもんではないのは確か。長くするだけなら誰でもできますし、結局は内容なわけですから。長いタイトルで人目を引くとともに、話し言葉を使って買い手との心理的な距離を縮める。奇をてらったようなタイトルの下にも、したたかな販売戦略が透けて見えます。よく見るとAKB48新曲のタイトルはイチハラヒロコ氏の『雨の夜に…』とどこか雰囲気が似ていてパクリ?とさえ思えるのは私だけでしょうか。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
 人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。
【問題】
①「?」に入る数字は?
②「?」に入る漢字は?
③「?」に入るカタカナは?

3:ハナタネ寄席
★「光る耳かき」をこれは凄い!と思って喜び勇んで買った一人暮らしの頃の思い出。
4:名言「3(ざ)」(ん)昧(まい)(作者不明の名言集)
1.「決意したことを実行しないと心に負担が残っていく。」
2.「好調のときこそ次の準備をせよ」
3.「失敗することを心配するな。チャンスを逃すことを心配しろ。」

5: 
前回の答え
①星野仙一
②門番(nametag → 逆にしてgateman)
③ダサい(桃太郎の歌-おこし煮付け焚き火団子…)