はなしのたね。2013.vol.41
1:「悪のスカート」のはなし。
 最近の中学・高校の校内には「短いスカートが身体に悪影響を与えることが科学的に証明されました。」というポスターが貼ってあるそうです。ポスターの内容は「膝位置より15cm短いスカートは体温低下を生じさせ、体温低下は免疫低下や血圧上昇を生じさせる。」というもの。「短」と「悪」という文字が色付きで強調されていて、まるで短いスカートを履いた瞬間、悪の組織から狙われるかのような錯覚に陥りそうです。
 そりゃあスカート丈が短ければ身体の露出面積が増えるわけですから、気温が低かったり風邪を受ける状態では、短いスカートを履くと体から熱が奪われてしまうことでしょう。だから「寒い日に短いスカートは身体に優しくない」というのは至極当然の話ではあります。ちなみに衣服による身体の被覆率は、膝上20cmスカートを履いて上が半袖の場合だと約52%。上が長袖であっても膝上20cmのスカートを履いた時点で4割以上は肌を露出している計算になります。
 しかしここで一考。寒い日に短いスカートが身体に悪影響だとするならば、「寒くない暑い日であれば、短いスカートの方が身体に良い。」ということも言えそうです。世界各国で調査された「気温と(その時期の衣服による)肌の被覆率」によると、気温25℃なら肌被覆率は60%ぐらい、気温30℃なら50%ほどです。ですから気温が高くなれば衣服で身体を覆わず、露出するのが普通になります。これをスカートだけに適用してみると気温25℃ならスカート丈は膝上5cmくらい、30℃なら膝上20cm以上でも全然おかしくない!むしろ自然で世界基準だ!ということになります。なるんです!
 温暖化が進む地球上で、しかも熱がこもりやすいコンクリートジャングルな日本で、夏の暑さがますます厳しくなっていく未来には「長いスカートは身体に悪影響を与えることが科学的に証明されました」というポスターが学校内に貼られてもおかしくないのです。いや、是非 貼りましょう!それにしても一昔前は、長いスカートこそが「スケバン・不良」の代名詞で悪の象徴だったのに、最近では短いスカートが悪とされる・・・なんだか不思議というか、結局 学校の指導方法も流行り廃りなんだなという感じですね。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
 人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。
【問題】
①「?」に入るアルファベットは?
②「?」に入る数字は?
③「?」に入るひらがなは?

3:ハナタネ寄席
★夫「今日は日曜日だから楽しみたいんだ。だから映画のチケットを3枚買ったよ。」
妻「どうして3枚なの?」
夫「 君と、君の両親の分だよ。」

4:名言「3(ざ)」(ん)昧(まい)(作者不明の名言集)
1.「女は古くなると姑(しゅうとめ)になり、鼻持ちならなくなると嬶(かかあ)になる。」
2.「敗北を知って強くなる。人生を長い目で見れば、失敗しないことが失敗だ。」
3.「すぐに役立つことは、長い目で見るとあまり役に立たないことが多い。」

5: 
前回の答え
①100(硬貨を積んで横から見る)
②蕪(かぶ・「おおきなかぶ」の場面)
③「ア」(五輪開催地)