はなしのたね。2014.vol.02
1:「日本の行く末」のはなし。
 今年も成人式が終わりました。新成人の皆さんをはじめとする若者たちはどんな未来を描くのか―――それによって日本の行く末も決まります。今までに120カ国を渡り歩いた経験を持つ作家・曽野綾子さんはこんなことを語っています。参考までに・・・。
 『私は日本が、市民の間にプロ級の仕事師の魂を持った人材を潜在的に多く抱える職人国家として確固たる地位を占めることを心から歓迎している。うっかり覇権国家になどなると、浮沈が烈しい。しかし島国に位置しながら穏当な職人国家として生きれば、どんな社会構造になっても行く末は安泰なものだ、と思うのである。或るアフリカの国では、修道女たちが、子供に識字教育や、簡単なクロスステッチを使った刺繍などを教えていた。その中の一人のドイツ人の修道女が言ったことがある。「私はここでこうして子供たちに、長年いろいろなことを教えてきました。その中で、ドイツ人にも日本人にもできるけれど、彼ら(アフリカ人)にはどうしてもできないことがいくつかあることに気づいたんです。それは急いでやる、ということと、正確にやる、ということの二つなんです」
 精巧な作品を要求する職人的執念と、持続して何年も修業する才能とが、綿々として千数百年近くも続いたからこそ、日本には精緻を極めたIT産業が生まれたのである。それこそが日本の実力であり、宝だと私は信じている。近年そうした気風が次第になくなりつつあるというが、それでも日本人のDNAの中には残っていると私は信じたい。(昨今の領土問題などを受けて)近隣諸国の日本侵略の意図はたった一つ、日本を自治領にすることだ。日本を占領して、日本国内の工場で日本人に、ロシア産や中国産の製品を作らせれば、たちどころにそれらの製品の精度は上がるだろう。悲しい性(さが)だが、そうなれば、敵国の産物でも良いものを作ろうとするのが日本人のDNAなのである。』
 ―――果たして日本は、世界に誇る素晴らしき「大和魂」のDNAを、誇りとプライドを失うことなく守り続けることはできるのでしょうか。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。
【問題】
①「?」に入る四字熟語は?
②?に入る動物は何?
③?に入るアルファベットは?

3:ハナタネ寄席
★名作のタイトルに1文字足すシリーズ
「天空の茨城ラピュタ」「吾輩は猫耳である」「面白い巨塔」
「マッチョ売りの少女」「ローマの定休日」「はしょれメロス」
「紅の豚汁」「ああ無表情」「男はつらいわよ」「キャプテン右翼」

4:今週の気になる数字
【352万トン】

世界の肥満の大人が抱える「ぜい肉」の総量。このぜい肉のうち34%を占めるのが北米で、世界中の人が米国人並みに太ると、ぜい肉維持の為に今より4億7300万人分の食料が必要になる。

5: 
前回の答え
①単刀直入(弾く、切る、植える、込める)
②□(○は硬貨、□は紙幣)
③火(日月の次)