はなしのたね。2014.vol.06
1:「コンビニが止めたいこと」のはなし。
 コンビニが扱うサービスはどこまで広がっていくのでしょうか?最初に登場したばかりの頃は、弁当やおにぎりすら置いておらず、せいぜい「酒屋さんが長時間営業を始めた」程度だったのが、今やあんなことやこんなことまでコンビニでできてしまいます。その中には、コンビニが「もう止めたい…」と思っているサービスがあるのはある意味当然とも言えるかもしれません。
 コンビニが止めたがっているのはズバリ「収納代行」。電気・水道・ガス・電話代などの支払いがコンビニでできる便利なアレです。今まではそうした代金の支払いは、銀行や郵便局といった金融機関で振り込む必要がありました。それをコンビニが代行してくれるのは非常に便利で、活用している方も多いでしょう。ではなぜ、それを止めたがっているのか?
 それは、単純に言うと「儲からない」から。実際には、収納代行業務というのは手数料商売で、1つの取引で数十円の収入があります。ですからまったく儲からないのではなく「収入に対してリスクが高い」という表現の方がしっくりきます。どんなリスクがあるかというと「受付漏れ」による損失です。受付のピークは毎月15日から25日にかけて。その間、多いときで100件を超える受付を、対応するレジ係1人(しかもほとんどバイト君)が処理するわけです。例えば店が混雑していて、お客さんが持ってきた支払通知書の返却用控えに領収印を押して保留、別のお客さんの対応をしてから戻ったら、既にさっきの代金はもらったものと思い込んでしまって控えを返却してしまう―――十分あり得ます。この場合、領収書はお客さんに渡っているが代金をもらっていない、という形になり、代金は店側が立て替えることになります。他にも会計時の単純なお金の受け取り間違いも、もちろんあるでしょう。
 さらに、受付後の処理も大変。店側は受け取った膨大な量の伝票を処理することになりますが、最終的には機械でなく手作業で行わなければいけません。それが終わって終了…ではなく、次に本部がその書類を付き合わせなければいけないのです。これだけのリスクと作業量を、わずか数十円の手数料でまかなおうと思うと、それはそれは割に合わない話であります。
 収納代行を止めたいという流れは、各店舗というよりもむしろ本部の意向だと言います。コンビニはこれまでも、様々なサービスを取り込みながら変化してきました。昨年、コンビニコーヒーが大ヒットしましたが、これもコンビニの店舗レイアウトを大きく変化させるかもしれません。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。

【問題】
①このラブレターの意味は?
②「?」に入る言葉は何?
③この創作漢字、何と読む?

3:ハナタネ寄席
★昔 読んだ小説の中にあった誤植――「奴はそばに置いてあった鉄パイピで俺に襲いかかり…」
4:今週の気になる数字
【64%】

週間天気予報で、7日後の天気が当たる確率。あれ?意外に高い?

5: 
前回の答え
①問題(「で」は問題です)
②網戸
③イカ墨(「イ」かすみ)スパゲティ