はなしのたね。2014.vol.32
1:「公園で○○禁止!!」のはなし。
 よく河川敷などで目にする「ゴルフ練習禁止!」の看板。そりゃあボールがどこに飛んでいくか分からないですし、もし歩いている人や民家に当たったりなどしたら大変・・・禁止になるのは当たり前で、これは誰もが納得でしょう。ところが今、「え?」と耳を疑いたくなるような禁止事項が、子供たちの遊び場であるはずの「公園」で拡大の一途を辿っています。
 とある公園にデカデカと掲げられているのは「サッカー禁止!」の看板。さらに「見かけたら110番します!」のオマケ付き。その他にも「ベンチでの飲食禁止!」、「談笑の禁止!」、「楽器やダンスの禁止!」、「漫才の練習禁止!」などなど。日本公園緑地協会の調査によると、キャッチボールやバットの使用を禁止または制限している公園は、実に6割以上に上るとされています。公園って何をする場所でしたっけ?公園でサッカーをしたら通報されてしまうなんて、いったい子供たちはどこで遊べばいいのでしょうか。
 これほどまでに禁止事項が増えた原因は、近隣住民からのクレームだと言われています。西東京市では、公園の近くに住む女性が「噴水で遊ぶ子供の声がうるさい」と裁判所に訴え、それが認められるというケースもありました。こうした背景には、近所の人間関係や地域への帰属意識がなくなったことがあります。「近所の子」はただの「他人の子」になり、被害者意識だけが強くなっているのです。知っている子の遊び声ならいざ知らず、どこの誰だか分からない子どもの声は我慢ならない、と感じる大人が増えていると言えるでしょう。
 少し話は逸れますが、特に大都市圏で叫ばれている待機児童問題。これがなかなか解消に至らない原因は、保育所の建設が難航するケースが相次いでいることだそうです。なぜ難航するかと言うと、騒音を懸念する近隣住民の反対。保育所や保育園が防音壁や二重窓を取り付けたり、子供の外遊びの時間を配慮したりしても、苦情の電話は後を絶たないんだとか・・・。
 公園で元気に遊ぶ子供たちの姿を、微笑ましく見守ることができない社会・・・少子化も当然ですね。この問題に対してこんなつぶやきがありました。「最近の公園より、刑務所の運動場の方がよっぽど自由だ」と。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
 人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。

【問題】
①いくつある?
②バラバラになっている4つの漢字で単語を作ってください
③下の漢字を並べ替え、四字熟語を4つ作ってください

3:ハナタネ寄席
★後輩「あれ?先輩、真っ黒に日焼けしてるじゃないですか。どこで焼いてきたんですか?」
先輩「大したとこじゃないよ、カタカナで4文字の場所さ。」
後輩「え~、どこだろ?サイパンですか?」
先輩「違うな。」
後輩「う~ん、じゃあワイキキとかホノルルとか?」
先輩「いや、ベランダ。」
後輩「・・・。」

4:今週の気になる数字
【65%】
視力が1.0未満の高校生の割合は65%を突破(65.8%)。これは調査開始以来最多で、文科省はゲームやスマホの影響が考えられるとしている。

5: 
前回の答え
①4(左の言葉を並べ変えると○○地方に。酷使=四国=4)
②九九の計算式になっている
③狂喜乱舞・贅沢三昧・三角関係・子々孫々