はなしのたね。2015.vol.09
1:「駅伝と風邪」のはなし。
 突然ですがクイズをひとつ。次の三つのうち、最も風邪(感染症)に弱い生活習慣はどれでしょう。「強い」ではなく「弱い」ですよ。a.一日中、座っている人  b.よく歩く人  c.よく走る人。――― さていかがでしょう。米・アパラチアン州立大学の研究によれば、答えはc → a → b の順。一番風邪に弱いのは、よく走る人なのです。健康の王道とも言うべきランニングが風邪に弱いとは、何とも意外な話です。
 と言っても、休日にたまに走る程度なら気にすることはありません。気をつけなければならないのは、大会に出るような勤勉なランナーの方です。これにはもちろんれっきとした理由があります。①ランニング中はどうしても口呼吸となり、冬場などは冷たい空気をダイレクトに肺に吸い込む。 ②過度の練習と大会への心理的ストレスで免疫機能が低下する。 ③低体脂肪で感染症への耐性が弱い。 ④日光に長時間さらされるため皮膚や粘膜の防御機能が低下する。 この四つに共通しているのは「活性酸素」による害です。日光に長時間当たったり、酸素を大量に吸い込んだりすると、体内に活性酸素が発生します。活性酸素は、ウイルスなどの外敵から身体を守る細胞(ナチュラルキラー細胞)の働きを弱めます。すると免疫機能が低下し、結果、感染症リスクが高くなってしまうのです。
 今や正月の国民的行事になった箱根駅伝。視聴率が30%近いというから驚きの人気ぶりです。季節柄、風邪の流行る時期、選手一人の不調はチーム全体に大きな影響を及ぼします。箱根駅伝の常連、國学院大陸上部の前田監督はこう話します。「合宿所の各部屋にはウイルス抑制の空気清浄剤を備えます。選手はなるべく人ごみに出かけない。そして合宿所には人を入れない。家族やOBの激励も極力辞退してもらいます。面会謝絶です。」それぐらい、ランナーの体調管理には気を使います。逆に言えば、ランナーはそれだけ風邪を引きやすい状態であるということが分かります。
 マラソンなどの長距離走は大人の競技である、とよく言われます。長距離で結果を残すためには、いいタイムを出すためのレース戦略、目標から逆算した練習戦略が必要。それを意識し実行できる方は「大人の成熟度」をしっかり持っている証拠。走るのが大嫌いな私はきっとまだまだお子ちゃまなんでしょう。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。
【問題】
①これ、何と読む?
②英語で答えて
③並べ替えて四字熟語を4つ作ってください

3:ハナタネ寄席
★コンビニ行ったら大きな蛾が入ってきた。変な使命感に駆られ、その蛾をかなりの時間追っ掛けてた。「僕らが捕まえますんでいいですよ」って店員に言われた。「助かります」って言って帰った。買い物してない。
4:復活!さらりーまん川柳(第一生命より)
「追いかける 昔白球 今薄給」
「ままごとも ゴミ出し役は 男の子」
「火の用心 我が家はダントツ 妻用心」

5: 
前回の答え
①ハーモニカ
②菊(あいうえおかきく)
③空中分解・半死半生・天変地異・多種多様