はなしのたね。2015.vol.25
1:「扇風機から冷たい風」のはなし。
 夏本番、もうエアコンなしでは生活できなくなってきました。休みの日など、一日中つけっぱなしの方も多いのではないかと思いますが、そうなるとどうしても気になるのが電気代。日本の平均的な家庭での電力消費のうち、実に4分の1がエアコンであると言われています。
 エアコンをつけないのであれば、登場するのは扇風機。ですが当然、扇風機には冷房機能はありません。生温い風が当たるだけ・・・と思いきや、そうではないのです。ちょっとした工夫で扇風機からも冷たい風を送り出すことができます。
 まずその①.「濡らした紙を貼る」――― ちり紙などを水に濡らし、扇風機の外柵に飛ばないように貼り付けるだけ。よく電気店などの展示品に細長い紙が貼り付けてありますが、あれを濡らすだけで効果があります。風が冷たくなる秘密は「気化熱」。濡らした紙に風が当たると、水が蒸発するときの気化熱で空気の熱が奪われ、熱が奪われた部分の冷気が飛んでくるためです。冷気が弱ってきたらまた紙を水に濡らすだけ。とっても簡単。
 その②.「扇風機の裏に保冷剤を置く」――― 扇風機の後ろ、モーターカバーの部分に保冷剤を乗せるだけ。これだけで風が少し冷たくなります。扇風機は構造上、本体の背面側の空気を取り込んで前面に送り出します。そのため、扇風機の後ろ側に冷たい空気があれば、必然的に送られる風も冷たくなる、ということです。ただ保冷剤からはポタポタ水滴が垂れるのでタオルなどを敷いてから置くのが良いでしょう。
 その③.「凍らせたペットボトルを扇風機の前に置く」――― 2リットルのペットボトルの8分目まで水を入れて凍らせ、下に皿を敷いて扇風機の前に置きます。これは単純に凍ったペットボトルから発せられる冷気を扇風機の風で拡散するというやり方。8分目までというのは凍らせたときペットボトルが破裂しないようにするためです。
 と、いうような方法で、扇風機からも十分冷たい風を送り出すことができます。少し前まであんなに言われた「節電」。何かもう過去の言葉のようになっていますが電気を節約するのは地球にも家計にも優しいことです。ただし節電や節約を意識しすぎてまったくエアコンをつけないのは逆に不健康。エアコンもバランス良く使いながら、厳しい夏を乗り切りましょう。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
 人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。

【問題】
①3分割して反転させてある漢字は何?
②「?」に入る言葉は何?
③下の「恥」という字、どんな言葉でできている?

3:ハナタネ寄席
★母が携帯電話の番号を変えたことをメールで知らせてきた。1つ目「元気ですか。お母さんの番号が変わったのでメールします」 (5分後)2つ目「さっきのメールはお母さんからです」 (2分後)3つ目「お母さんというのはあなたのお母さんのことです」 (3分後)4つ目「番号というのは携帯電話の番号で家の番号は変わっていません」 ・・・いいから早く携帯番号を教えろ!
4: 
前回の答え
①ライター(火をつけるライターと書き手)
②坂本竜馬・夏目漱石・与謝野晶子
③みらいへ続く