はなしのたね。2015.vol.31
1:「空気を売る」のはなし。
 ちょっと前に流行ったマスターカードのCMじゃないですが、プライスレスなものって当然あると思います。愛情や友情といった人の感情や、記憶・時間など変えたり動かしたりできないものはまさにそのプライスレスですが、さて「美味しい空気」はどうでしょう?
 9月、カナダ在住の青年が、きれいな空気を販売する事業を立ち上げました。カナダのロッキー山脈で新鮮な空気を採取して、国外に販売するというのです。はじめは冗談のつもりだったらしいのですが、フリーザーバッグに詰めた空気をオークションサイトに出品したところ、1ヶ月で99個も売れてしまったのです。その後、正式にオンラインショップを設立して販売したところ3ヶ月で900個も売れました。確かにカナダの空気がきれいなのは有名で、WHOが発表する大気の質に関するデータベースによると、カナダは世界トップクラスの1つになっています。
 と、言ってもお金を出して買っているのは空気ですよ。気体です。目にも見えません。水が普通に売られるようになったときも違和感がありましたが、今度は空気が売れる時代になりました。ただ、この空気を買っているのがどこの国の人々かを知ると、納得がいくかもしれません。
空気の主な購入者は中国人です。中国の大気汚染は超深刻で、国土全体の4分の1、総人口の約半分6億人が影響を受けたという異常事態。大気汚染の影響で1日に4千人が死亡しているという調査報告があります。肺がんの発生率は60%近く上昇、世界中の大気汚染に関連する死者数のうち23%を中国が占め、赤ん坊も本来の大きさに育たず、焼肉店は営業を停止させられ・・・とまあとにかく大変な状況なのです。そんな環境下なら、本物かどうかも分からない「カナダの空気」にすがりたくなる気持ちも分からなくはありません。
 実は中国では以前にも「空気の缶詰」なるものが販売されたことがあります。「チベットの空気」や「台湾の空気」と表して空気缶を販売したのです。しかしこれもいかにもパチ物臭が強い!なんてったって中国です。考えたくはないですが、「空き缶を売っているだけ」の可能性があります。
商売の基本は「砂漠で水を売る」ことだと言います。中国で空気を売るということに目をつけた人は確かに商売上手なのかもしれませんが、それ以前に空気ぐらい普通に吸える国になれよ!って話です。「お金で買えない価値がある」がマスターカードのキャッチコピーでしたが、空気ぐらいは「お金で買わないものである」という意味でプライスレスだと思うのです。(N)

2:ペパジョイ本舗オープン!!Let’s ペパジョイ!!
弊社では、9月1日より通販サイト「ペパジョイ本舗」をオープンさせていただきました。みなさまへ“紙の暖かさ・楽しさ・素晴らしさをもっと知っていただきたい!”という熱い気持ちから生まれたオンラインショップです。<紙素材>と<紙グッズ>の2本立てで、みなさまを「楽しい紙の世界」へご案内します。 
もちろん「ペパジョイ本舗」で取り扱っている商品は、トコロでも取扱いできますので、お気軽に弊社/担当までお気軽にお問合せください。

紙と紙グッズのペパジョイ本舗 → http://paperjoy.jp/

今回は紙グッズの中の「簡単ペーパークラフトシリーズ ハロウィン」をご紹介します。秋の夜長に工作を楽しまれてはいかがですか?
「簡単ペーパークラフト ハロウィン」作ってみましたブログ 
→ http://paperjoy.jp/pepakura/440/

3: 
アタマの体操・前回の答え
①食欲旺盛
②「隣」(その他はすべて六曜の文字)
③ごゆるり