はなしのたね。2015.vol.40
1:「時間の違い」のはなし。
 誰にでも平等なもの、と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。おそらくは「時間」という答えが最初に浮かぶかと思います。老若男女、国籍、立場、学歴関係なく、誰にとっても1分は1分ですし、1日は24時間です。ところが実際には、ものすご~く細かいレベルで、時間の経過は異なります。
 アメリカ国立標準技術研究所にあるアルミニウムイオン時計は、世界一正確な時計です。誤差は、37億年に1秒もありません。2010年、2つのアルミニウムイオン時計を用いてある実験が行われました。完全に同期させてから、片方を30cmほど持ち上げる―――すると、持ち上げられた時計が少し速く動いたのです。もちろん体感などできませんし、普通の時計ではとても計測できる次元の話ではありません。その遅れは、79年間で「1秒の900億分の1」程度・・・うん、まったくズレてないに等しいです。が、ゼロでないこともまた事実。この原因は「地球の重力が少し弱まったため」です。一般相対性理論によると、『重力は時空を歪ませ、時間の進みを遅らせる』と言います。つまり、わずか30cmと言えども地球から遠くなり、重力の影響が弱まった側の時計が早く進んだということになります。
 また、もう一つ、「静止している状態では、動いている状態と比べて時間が速く進む」というものがあります。25歳になる双子の兄が、ロケットに乗って光速に近い速度で移動した場合、数ヵ月後に地球に戻ってみると双子の弟はすでに中年の年頃になっている、という映画などで見るあの現象です。これが特殊相対性理論。ちなみにこれを発表した当時のアインシュタインは若干26歳・・・色々ヤバ過ぎです。
 ということで、特殊な状況下において時間の進み方は平等ではありません。余談になりますが、22歳の慶大生が「就職活動がうまくいかずムシャクシャしていた」のを理由に高層マンションから生卵30個を投げ落とす事件がありました。彼にとって22年という時間は一体何だったのか?小学生かと見まがうような何とも幼稚な言動に、一生懸命頑張っている他の22歳の人たちと同じ時間を生きてきたとはとても思えないのです。相対性理論を引き合いに出すまでもなく、やっぱり時間の経過は誰にでも平等ではないんだなと感じた次第でございます。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
 人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。

【問題】
①「?」に入る文字は?
②抜けている部分を並べてできる四字熟語は?
③下の「太陽」、どんな言葉でできている?

3:ハナタネ寄席
★映画に詳しいという先輩にオススメの映画を聞いた。「好きな映画はターミネーター、スパイダーマン、ジョーズです」とLINEしたら、「お前へのオススメはターミネーター2、スパイダーマン2、ジョーズ2だ!」と返事をもらった。
4:心理学テクニック講座
~心理学を利用してあんなことやこんなこと <悪用禁止>~

【夜8時以降の悪魔】
人間は夜になると感情的になりやすく、疲労もしているので思考力や理性を緩めることが出来る。仕事後だと疲れて判断力が低下するし、夕食時は心を開きやすくなる。あのヒトラーの演説も、8時以降が多かった。

5: 
前回の答え
①ラ(ドレミの歌2番の歌詞)、
②うどん(逆さにしてローマ字読み)
③か(ローマ字表記して間になる単語の意味)