はなしのたね。2016.vol.26
1:「土用の丑」のはなし。
 アメリカ航空宇宙局(NASA)は、4月の世界の気温と海水温が観測史上最高を記録したことを発表しました。このまま推移すれば、2016年の年間平均が記録を更新し、「史上最も暑い年」となる可能性があるとの事。だから・・・今年の土用の丑の日(今年は7月30日の土曜日)は絶対にウナギを食べなければ!
 ところで何故『土用丑の日』に鰻を食べる習慣ができたのか?その由来については諸説ありますが、一番有名な説が、うなぎ屋がうなぎが売れないで困っていることを、平賀源内に相談したところ「“本日丑の日”という張り紙を店に貼る」 という平賀源内の発案が功を奏し、うなぎ屋は大繁盛になったという話です。いわゆる、キャッチコピーの先駆けですネ!ちなみに、これがヒットした背景に、当時は「丑の日にちなんで、“う”から始まる食べ物を食べると夏負けしない」 という風習があったそうです。
 漁獲量が減少し、高値が続いているウナギ。ウナギについては産卵場所やエサなどわかってないことが多く、卵から育てる“完全養殖”が難しいのが現状。その謎に包まれた生態を解明し、ウナギの安定的確保に向けて東京大学などのチームが調査に乗り出しました。ウナギの産卵場所があるとされる南太平洋などの海域で7種類のウナギの稚魚や卵などを採取するとともに、海水などを分析し、どのような環境がウナギの産卵や生育に適しているかを調べるのです。「熱帯の異種ウナギとジャポニカ種(ニホンウナギ)のハイブリッドを作ることで、生産率と成長率を上げ、完全養殖を成功に導こうという研究を始めたのです。
 日本など9つの国と地域が参加する世界初の総合的なウナギ調査。研究が進めば、より安く、よりおいしいウナギを食べられる日が来るかもしれません。まぁ・・・今年の猛暑には間に合いませんが・・・。(第2のN)

2:「体毛」のはなし。
 現人類は他の動物と比較して、体毛がほとんどありません。どうしてそうなったのかは、まだはっきりと確定していません。しかし、約120万年前に全身の体毛が薄くなったことは、遺伝子解析で分かっています。
 では、体毛が一部分に残っているのはどうしてでしょうか?ヒトの身体で、体温が逃げていく場所が4箇所あります。それが頭、首、腋、陰部です。体温を腋の下で測ることができるのはこのためです。ヒジの内側や膝の裏側では体温は測れません。皮下脂肪がほとんどない部位でないと、体温が外に伝わらないのです。身体の熱が逃げやすい=保温のため体毛が生えている、ということなのです。
 ちなみに「薄毛」に関しても、東京医科大学の研究グループが「原因はコラーゲンの減り」という画期的な研究結果を発表しています。これは薄毛解消への大発見になると期待されています。そう、ウナギにはコラーゲンも豊富。東京の大学チーム!ウナギと毛髪という、ともに黒くて細長いものの為に頑張れ!一応言っとくけど、ウナギを頭に何匹も乗っけて「増毛!」とかはダメだからな!(N)

3:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。
【問題】
①「下」に隠れている文字は?
②「?」に入る平仮名は?
③下の「月食」の文字、どんな言葉でできている?

4: 
前回の答え
①チョコ(お猪口)
②火(日・月の次)
③84+12=96