はなしのたね。2016.vol.29
1:「世界滅亡スケジュール」のはなし。
それではこれより、今後の世界滅亡スケジュールについて確認をしたいと思います。
・2016年6月から8月にかけて、地球の磁場の逆転が急激に起きて、『世界滅亡』。
・聖徳太子が五重塔に秘めた予言によると、2016年に、『世界滅亡』。
・2017年、旧約聖書に記された少年ダニエルの予言によると、『世界滅亡』。
・2018年、伝説の「死海文書」によると、『世界滅亡』。
・2019年、巨大隕石の衝突により、『世界滅亡』。
・2020年、実は、マヤの予言は本当は2020年だった!というわけで、『世界滅亡』。
 ・・・一体この世界はいくつ存在するというのでしょうか。これから2020年までは毎年、世界が滅亡してしまいます。いやぁ、やれることは今のうちにやっておきたいですねぇ。でもこの「はなしのたね」が発行されているということは既に1つ目の予言は外れていますねぇ。でも次の予言は何と言ってもあの聖徳太子ですからね。そろそろ当たるんでないか、という気がしますよね。
 「世界滅亡」で最も有名なのは、やはりノストラダムスでしょう。「1999年7の月、空から恐怖の大王が下りてくる」という内容。1999年なんてとっくの昔に過ぎ去りましたが、当時はそれなりに話題になりました。7の月の解釈を巡って論争があったり、予言は2000年問題のことを指していたのでは?という声があったり。一番笑ったのは某テレビ番組でのノストラダムス研究家と司会者のやり取り。「実際にもう予言は的中している。世界的に恐ろしい動きが実際に起きている。」「えぇ!?何が起きているんですか?」「円高ですよ!」「ノストラダムスは円高を予言したんですか!?」というもの。テレビの前で腹を抱えて笑った記憶があります。
 なぜ人はこんなにも「世界滅亡説」が好きなのか。もちろん誰も本当に世界が滅亡してほしいなんて思っていません。漫画「ちびまる子ちゃん」にはこんなシーンがあります。ノストラダムスの予言を信じたまる子は「人類が滅亡するなら勉強したって意味がない」と翌日にテストがあるのに、お母さんに注意されても無視して漫画を読み続けます。しかし、お姉ちゃんに「予言は外れることもある。そうなったらあんたは残りの人生をバカな大人として過ごすことになる」と諭され、慌てて勉強を始めるのです。そう、「世界滅亡説」は「もし明日、世界が滅亡しても、良い人生だったと言えるような生き方をしているか。そして予言が外れても、これから素晴らしい人生を送れる準備をしているか」を問いただしてくれる機会なのです。ノストラダムスも、未来の人間たちにそんなメッセージを込めたのだと思います。絶対「円高」の予言ではありません!(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
 人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。

【問題】
①直線を1本加えて、式を完成させてください
②方法を考えてください
③下の文字、見方を変えることで見えてくる2つの漢字は何と何?

3:ハナタネ寄席
★喫茶店で隣の席にいた若いママ。「旦那の実家が大阪だから、いつかは子供たちも大阪の学校に行かせなきゃいけないんだけど、大阪の学校って凄く荒れてて、教室に鉄板持ってきてお好み焼き焼いたりしてるんだって」―――さすがにそれは、ない。
4: 
前回の答え
①鶴(五十音表で次の文字を繋げる)
②地球(119=一位、地球)
③悪戦苦闘(<は「く」)