はなしのたね。2016.vol.32
1:「謝るということ」のはなし。
 いけないことをしてしまったら「謝る」。当然のことですよね。子供のころケンカをしたときに、親からよく「○○君に謝ってきなさい!」と言われ、しぶしぶ「ごめんなさい」と謝った経験のある人もいると思います。この「ごめんなさい」。海外で簡単に使ってしまうと、とんでもないことになってしまうことがあります。
 日本人は「すみません」という意味で「I`m sorry」を使います。でも、「I`m sorry」は「私の過失で、私に責任があるから謝罪します。」というような意味合いがあります。なので、「賠償責任を負います」ということになってしまうというんです。海外で交通事故など何らかのトラブルにあったときは、むやみに「sorry」という言葉は使わないほうがよさそうです。
 ところで今年は「謝罪会見」がブームです。ざっと挙げるだけでベッキー、SMAP、甘利大臣、乙武さん、巨人・高木投手、バドミントン田児・桃田、舛添要一、ファンキー加藤、高島礼子、高畑淳子・・・月ごとの謝罪会見を絵柄にして2017年のカレンダーでも作ったら案外売れるんじゃないでしょうか。この謝罪会見、外国の方々からしたらあり得ない光景だそうですね。「日本人はよく謝る」と言われますが、ネタになる程度ならまだしも、あれだけ重々しく謝罪をされると痛々しすぎて直視できないというのです。それだけでなく、逆に本当に申し訳なく思っているのか?という疑問すら湧く場合もあるといいます。
 それに対し、外国人、特にアメリカ人ですが「言い訳が多い」と言われます。先ほど述べた通り「sorry」は「責任を認める」ことになるので、謝る前にまず弁解が始まります。なぜそのような行動を取ったのか、その意図を語ります。それが日本人には「言い訳」に聞こえるわけです。アメリカ社会では「言葉・発言」で判断されます。言語は自己表現の手段なので、説明がなければ逆に行動に対して理解を得られません。反面、日本社会は「行動」重視です。言語はコミュニケーションの手段であり、「謝るという行動」さえ取れば、あれこれ言う必要はない。先に挙げた謝罪会見でも、そのほとんどが「なぜそうなったか」よく分からないままです。これは大きな文化の違いです。
 簡単には謝らないアメリカ人ですが、中には変わり者もいて「なぜそんなことで謝罪?」という人もいます。元マラソン選手・有森裕子さんの元夫・ガブリエルさんです。覚えている方は少ないでしょうか、彼が謝罪会見で放った一言「アイ・ワズ・ゲイ」。そりゃゲイであることを隠して結婚したなら、妻には謝らなければいけないでしょうが、我々には特に関係ありません。しかも「過去形」。今は違うならもういいじゃん!!まあ、色恋沙汰だとそうもいかないのでしょうか。今年の謝罪会見も不倫がらみばっかりですし。いや、でもガブリエルさんは不倫でも何でもない。何故、そこまでして謝罪したかったのか・・・本当の理由はゲイ因不明です。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。

【問題】
①これ、何?
②■に入る数字は?
③これ、何と読む?

3:ハナタネ寄席
★甥っ子(4歳)が干支をぜんぶ覚えた!と自慢げに話してきたので「よ~し、言ってみろ」と言わしてみたら、「ね、うし、とら、う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、きじ、いぬ、い!」・・・桃太郎が入ってた。
4: 
前回の答え
①四季(SPRING、SUMMER、FALL、WINTER)
②犬
③A君が今、中学1年生なだけ