はなしのたね。2016.vol.36
1:「世界に誇るタマネギ売り場」のはなし。
 岐阜県本巣市の大型ショッピングモール「LCワールド本巣」が、「生ける廃墟と化している」として大きな注目を集めています。最盛期には100店以上のテナントが軒を連ねていた同モールですが、2016年9月12日現在、本館で営業しているのはスーパーマーケット1店舗のみ。そのスーパーも周囲のテナント撤退に伴って営業を大幅に縮小しており、現在では「タマネギの無人販売」を行うだけになっています。
 1992年に県内最大級(当時)の商業施設として開業したLCワールド本巣。当初は「真正リオワールドショッピングセンター」という名称だったのですが、運営会社の変更に伴い現在の施設名となりました。約3万坪と広大な敷地面積に、2600台分の駐車場を用意。11年9月時点では107店ものテナントが軒を連ね、年間の来場者数は396万人に上っていたのです。しかし、約5キロの距離にある大型商業施設「モレラ岐阜」が12年にリニューアルオープン。海外の人気ファッションブランドを誘致するなど積極的な施策で急激に業績を回復した競合施設の陰に隠れる形で、LCワールド本巣への客足は徐々に遠のくようになりました。14年9月時点でのテナント数は最盛期の半数以下の47店に激減。これ以降もテナントの撤退は止まらず、16年3月末時点でテナント数はたった13店になり、一時は80店舗以上のテナントで賑わっていた「本館」も、スーパーマーケットだけが営業を続ける「異常事態」になっていったのです。
 本館で唯一営業していたスーパーマーケットのトミダヤも4月20日で営業を大幅に縮小。十数個のタマネギを無人販売しているだけで、「タマネギを売るためだけに巨大モールが開いている」という不思議な状態になっているのです。これも運営会社との契約上、何か商品を売らなければならないため、このような形で無人販売を行っているだけ。タマネギを販売しているのも無人販売に適した生鮮食品というだけで、とくに深い理由は無いんだとか。ではここまでの状況になって何故取り壊さないのか?もちろん取り壊し費用が発生するから、ということもありますが、本当の理由は固定資産税です。更地にすると「土地の固定資産税が高くなる」場合があるので、廃墟となった建物に対する安い固定資産税を差し引いても、建物を残しておいたほうが土地所有者には都合が良いのです。しかし現行の法律ではその建物に倒壊の恐れがあったり、景観を著しく損なうようになった場合、行政から除去・修繕命令が下ります。
 「LCワールド本巣」も老朽化が進めば当然取り壊しになるでしょう。そうなる前に「世界最大のタマネギ売り場」へ皆さんお誘い合せの上、足を運んでみてはいかがですか?駐車場、2,600台まで停めれますんで。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
【問題】
①何色?
②□に入る漢字は?
③下の「想出」の文字、どんな言葉でできている?

3:ハナタネ寄席
★一人でできる、ルパン三世ごっこ。
1.コンビニにいく
2.普通に買い物をする
3.なにくわぬ顔で店を出る
4.数分後、息を切らしてコンビニのレジにかけよる
5.「お、おい!さっき俺がこなかったか!」と叫ぶ
6.「あなたが買い物していったんですよ?」と店員に言われる
7.「ば、ばかもぉ~ん!それがルパンだ!追えぇ~!」と叫びながら店を出る

4: 
前回の答え
①ウ(130Xを縮めてBOX)
②やまいも(病モ)
③パントマイム(パンと米6)