はなしのたね。2017.vol.07
1:「百万足」のはなし。
 2週間もお休みをいただいてしまい申し訳ありませんでした。
 復帰一発目からなぜこんな気持ちの悪いネタなのか自分自身でも不思議ですが、世界一脚の数が多い生き物は何だと思い増すか?おそらく多くの方がパッと思い浮かぶのはムカデではないかと思います。ですが本当に脚の数が多いのはヤスデです。
 人生において、動きも鈍く土の中や枯れ葉の下などに生息しているヤスデに出会う確率は結構少ないです。ヤスデより「安田」に出会う確率のほうが圧倒的に高いでしょう。ともかくヤスデは脚の数が世界一。中でも「イラクメ・プレニペス」という種類のヤスデは1個体で最大750本!イラクメの体長は約3cmほどですから、1cmあたり250本もの脚がついていることになります。とんでもない骨密度ならぬ脚密度。
 なぜヤスデの脚が多くなるのか。節足動物の中でも多足類に分類されるので当然と言えば当然なのですが、体の構造を見てみると、ヤスデは頭に近い前の3節には1節につき1対(=計6本)、それより後ろの節には1節につき2対(=体節×4本)の脚があります。これに対しムカデは1節につき1対(2本)の脚しかありません。よってそこから導かれるヤスデの脚の数を導き出す公式 : 脚の数=基本の脚6本+(体節の数-3)×4本・・・おそらく覚えても役に立たない公式部門ブッチギリの一位でしょう。これを先ほどの750本の脚を持つイラクメに当てはめますと、1匹で189個もの体節を持っていることになります。これがウゾウゾと這い回るわけです。文章を書いているだけで、背筋で何かが蠢いている気になってきます・・・。
 ヤスデはその見た目から「不快害虫」というジャンルに放り込まれています。気性が獰猛で動きも早く、噛み付いて毒を注入してくるただの「害虫」ムカデとの最大の違いはここです。見た目が不快なだけで実際は人に危害を加えることはほとんどありません。むしろヤスデの糞には栄養が多く、ミミズなどと同じ分解者として樹木の生長には欠かせない存在なのです。暖かくなってきたので、もしかしたら庭先や公園で目にすることがあるかもしれません。そんな時は気持ち悪がらず、知り合いの「安田」さんだと思って優しく見守ってあげてください。いや、それでも―――――やっぱり言わせてください。見た目が気持ち悪すぎるんじゃー!!(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。

【問題】
①マッチ棒を1本動かして式を完成させてください
②空白に文字を入れて、言葉を完成させてください
③下の「Open」の文字、どんな言葉でできている?

3:ハナタネ寄席
★友人から聞いた、ハッとさせられる話。小学校低学年の子供に「パチンコの玉って何でできてるの?」って聞かれたから普通に「鉄だよ」って答えた。そしたら「どんな漢字なの?」って聞かれたから「金を失うって書くんだよ」と答えた瞬間、ああその通りだと思ったとか。
4: 
前回の答え
①自慢話(字、万)
②3(お釣りでもらう硬貨の数)
③あなたならできるはずだ