はなしのたね。2017.vol.12
1:「不治の病」のはなし。
 ――――あの頃は鼻水がどれだけ垂れていようが関係なかった。目が充血して真っ赤であろうが構わず外を飛び回った。そんな少年時代を想起させてくれるのが「花粉症」。え?そんな悠長なこと言ってられないって?
 遺伝子組み換え技術で開発された、「スギ花粉米」の研究が進んでいるとのことです。スギ花粉米とは、一定期間食べると花粉症を引き起こす物質(アレルゲン)を外敵と認識しなくなり、症状が軽減されるという魔法のお米です。マウスとニホンザルで安全性を試験。2012、13年度に臨床研究でアレルギー反応など有害事象が起きないことを確認しました。花粉症患者が20週間毎日ご飯80グラムを食べた結果、スギ花粉飛来期も症状が軽減したとのことです。メシを食っているだけで花粉症が治るなんて、とっても素晴らしいじゃありませんか。日本で花粉米が実用化されれば、食品としての遺伝子組み換え農産物は初となります。
 しかし、国内で遺伝子組み換え農産物の生産に踏み出せば、国産の強みである安全・安心といった消費者からの信頼を失う恐れがあるのです。現段階で実用化の見通しは立っていません。食品か医薬品か、用途も定まっていません。商業栽培や製品化に伴う食品安全や医薬品規制への対応はもちろん、十分な議論が必要です。遺伝子組み換え作物の国内栽培には反対意見が根強いのが事実です。――――と、いう「もっともらしい」理由で動きは頓挫しています。
 ただ、やっぱり何かおかしいと思いませんか?現代医学を持ってして花粉症ぐらい治せへんのかい!と。花粉症市場(そんなものあるのか)は巨大マーケットです。市場規模は100億円を軽く超すと言われています。鼻水鼻づまりの薬、目薬、マスク、そして毎年のように開発される花粉症グッズ・・・これらが毎年この時期には飛ぶように売れていきます。また、「花粉症にはトマトが効く」となったらスーパーの野菜売場からトマトが消え、「ヨーグルトがいい」となったらヨーグルトが売れる。そして「花粉症米が効果てきめん!」となりそうになると「いや、反対意見が根強く・・・」となる。これは完全に誰かの陰謀としか考えられません。
 「花粉症」でメシを喰っている人がこの世の中にはたくさんいるということです。「それが直接 死につながったり種の保存を脅かすようなことはないけれども、何千万人という人がかかる病気」――――これが花粉症であり、ちっとも明確な治療方法が見つからない最大の理由です。同じような存在に感冒(風邪)があります。風邪なんて特効薬があって当たり前だと思いませんか、人間が宇宙ステーションで暮らそうかという時代ですよ。
 「治ってしまうと困る病気」―――これこそが真の「不治の病」なのであります。(N&N2)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。

【問題】
①以下のパーツを組み合わせて二字熟語を作ってください
②1~9の間に+記号を好きなだけ使って答えを99にしてください
③これ、何と読む?

3:ハナタネ寄席
★雨にも負けず 風にも負けず 雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫な体を持ち 欲は無く 決して怒らず
いつも静かに笑っている そういう人に 仕事丸投げして帰りたい

4: 
前回の答え
①4(指折り数えたときの立っている指の数)
②血圧(÷→厂に)
③b(矢印方向に反転させる)