はなしのたね。2017.vol.16
1:「恋愛工学」のはなし。
 「恋愛」なんて久しくしていませんが、現代では「男性が女性にモテる方法」が科学的に解明されているようです。進化生物学者のリチャード・ドーキンス氏によると「生物は遺伝子の乗り物だから、すべての生物行動は遺伝子が支配する」のだそう。その遺伝子の目的は「複製・増殖」です。そして女性(の遺伝子)が求める男性は2タイプしかおらず、Good Genes(個体として高い生存能力、繁殖能力を持つ男)かGood Dad(子育てに役立つ男)です。女性は本能でこの2タイプの男性を求めます。ただ本当にGood GenesかGood Dadな遺伝子を持っているかは分からない。ので、「それらの遺伝子を持っていそうな」男性に女性は飛びつきます。と、いうことは自分が実際はGood GenesやGood Dadではなくても、そういう立ち振る舞いができれば自動的にモテる、というわけです。女性側の判断基準は一つ。他のメス(女性)が群がっているかどうか、です。
 女性はモテる男が好きでモテない男が嫌い。何だか禅問答のようですが、理屈はとても簡単です。モテない男性が必死になって「僕はモテないけどあなただけを愛しています」と、ひたすら1人の女性にアプローチをするのは、女性側からしたら本当に「キモい」。それは「モテない」という劣勢の遺伝子を自らアピールしているだけで、女性側はそんな「誰からも相手にされないような不人気銘柄」は遺伝子レベルで嫌悪してしまうのです。じゃあどうするのか?自分は優性の遺伝子を持っていることを伝える、すなわち「自分は女の子から大人気ですよ」という空気を出していくことが重要です。例えそれが事実でなくても。モテる男を演じる、もしくはモテる男の言動を真似る、のです。
 だからと言って女性をとっかえひっかえしているチャラ男を演じろというわけではありません。大抵の場合、お付き合いする相手は1人なのであくまで「言い寄ってくる女はたくさんいるけど、僕は君だけを選ぶよ」というのが理想。でも不思議なもので、いわゆるチャラ男って事実モテるんですよね・・・。ゲスの極みのアイツなんてまさにその典型。女性は「女性にモテる男性」を本能的に求めてしまうのでもうこれはしょうがないんですが。そういう私もそこそこモテるので別にいいか―――って、そんな話はどうでもいいですね。
 ただこんなことも言えます。「恋愛」も一つの人間関係。人間関係で一番大事なのは「相手の幸せを願えるか否か」だと思います。どんな些細なことでもいい、この人が自分と知り合ったことで少しでもハッピーになったり、成長できたりすればいい、そう思って接することができるかどうか。相手が女性であれば、その子に自分がモテるかモテないかなんて二の次。『この子の笑顔が見たい』、そんな想いが相手の気持ちを惹きつけ、最終的には好意に繋がるのではないでしょうか。いや~こういう考えも持っているから、やっぱり私はそこそこモテるんだなぁ―――すみません、どうしてもそこに繋げてしまう(N)でした。

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。

【問題】
①「?」に入る漢字は?
②「?」は何色?
③この創作漢字、何と読む?

3:ハナタネ寄席
★A「私は妻のおかげで富豪になったのです」 B「では、ご結婚される前は何を?」 A「大富豪です」
4: 
前回の答え
①五(ニの中にカ)
②699(百の位が1、十の位が2、一の位が3ずつ増えている)
③表彰台